■イスラエル大統領のバーレーン訪問に対する国民の拒絶と公式レセプション
【ナザレ:本紙】
国民の抗議と並行して、抱擁やレッドカーペット、イスラエル国歌「ハティクヴァ(希望)」で出迎える公式レセプションが行われるなか、イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領が日曜日(4日)、バーレーンの首都マナーマに到着した。イスラエルの大統領が湾岸諸国に訪問するのはこれが初めてである。
また、経済関係の推進と強化のための試みとして、月曜日(5日)の朝にはアラブ首長国連邦に移動し、ムハンマド・ビン・ザーイド大統領と面会する予定である。
在バーレーンイスラエル大使館はツイッターの認証済みアカウントで、「イスラエル国のイツハク・ヘルツォグ大統領がバーレーン王国に到着」したことを明らかにした。さらに、詳細は不明だがマナーマ空港への大統領の到着とそこでの出迎えの様子を示す2枚の写真を公開した。
イスラエル公共放送協会は先月11月、ヘルツォグ大統領が日曜日(4日)にマナーマを訪問し、「バーレーン国王や王国の複数の高官、およびユダヤ人コミュニティの人々と面会する」と明らかにしていた。
また、同情報筋によると、大統領はバーレーン訪問の翌日にアラブ首長国連邦に向かい、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領と面会するという。
ヘルツォグ大統領の訪問はバーレーンの政治を構成するさまざまな主体から幅広く拒まれるなかで行われ、国内では非難のデモが起きた。2日前には複数のデモ参加者がイスラエルの大統領の写真を燃やし、「(国交)正常化にノー、正常化は裏切りだ、バーレーン内へのイスラエル大使館設置にノー」などのスローガンを掲げた。
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