アナトリア豹、2か所で目撃情報!

2023年01月26日付 Hurriyet 紙
ヴァヒト・キリシュジ農林大臣は「アナトリア豹が二つの異なる地域で再び目撃されました。期待を込めてその行方を追っていきます」と話した。

キリシュジ農林大臣は、写真に写った絶滅危惧種であるアナトリア豹の画像を自身のツイッターアカウント上で共有し、「アナトリア豹が二つの異なる地域で再び目撃されました。期待を込めてその行方を追っていきます。この古の大地が永遠にその住処であり、その威光がいつまでも続きますように」と発信した。

農林省の発表では、近年トルコでトレイルカメラによってアナトリア豹が最近2つの異なる地域で目撃されたと明かし、「この前は2022年10月に農林省がトレイルカメラに写った画像を公表したアナトリア豹は、調査で得られた証拠から、一日あたり25キロ以上を移動することがわかりました。農林省の自然保護・国立公園総局(DKMP)も絶命の危惧の下にあるアナトリア豹が我が国で目撃されたことでその発見と保護に対する活動計画を準備する重要な一歩を踏み出しました。絶滅の危機にあり、「アナトリアレオパルド」とも言われるアナトリア豹は、DKMP総局が自然に設置しているトレイルカメラで追跡しています」と述べられた。

■豹の研究と観察協働のプロトコルが署名された。

DKMP総局に寄せられた情報を検討した結果、トルコでは少なくとも4箇所のの異なる場所で豹が目撃されたことがわかり、次のように報告されていた。

我が国におけるアナトリア豹のはっきりとした生息数を述べるのはこの段階では不可能であるが、包括的な調査によって現在の生息地と潜在的に生息している地域を早急に特定するために豹の専門家たちのチームを組み、豹の行動計画の調査を開始した。行動計画の作成において、科学的な根拠を提供するためにウスパルタ応用科学大学、ブルサ工科大学、ドュズジェ大学、ムーラ・ストゥク・コチマン大学、世界自然・自然資源保護連合(IUCN)ネコ科専門科班、DKMPの第6地域局の専門家からなるプロジェクトのTÜBİTAKへの申請が承認された。

2023年1月18日にDKMPとウスパルタ応用科学大学の間で「豹の調査と観察強力プロトコル」が締結された。プロジェクトとプロトコルの範囲内で行われる調査は、我が国においてアナトリア豹属が分布している地図を作り、生息していると思われる地域において、足跡、糞、死骸のような痕跡が調査される。また、地域の人と話し合い、当該地域の個体の特定、保護と増殖の方策を取り、実行すること、特に個体数の将来のためにほかの個体を見つけることも活動計画の重要な目的の一つに位置付けられた。


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翻訳者:関颯太
記事ID:54908