■日本人女性アーティストの手によって芸術作品へと生まれ変わるダマスク織
【シリア国営通信:ルアー・ハリーファ】
その美麗さと優美な手触りで世界中の美術品ファンを魅了したダマスク織(プロカール)が日本に上陸し、日本人女性芸術家の手によってユニークな作品群へと姿を変えた。
プロジェクトYDYを主催する彼女は本紙特派員への説明のなかで、自身がもともとアクセサリーや布製品の製造に携わっており、伝統工芸品に興味を持っていたために、世界的に知られたダマスク織に魅了されたと語った。
彼女は次のように述べた。「シリアの復興を願いつつ、昨年シリアから日本に生地を輸入する試みを開始しました」。
彼女は母国である日本で芸術品の即売会や展示会に継続的に参加するなかで、ダマスク織で織りなされた芸術作品を紹介している。小さな多目的ポーチがその一例だという。
彼女の説明によると、こうしたポーチは大阪にある福祉団体によって縫製されたもので、そこでは障がい者たちがバッグや布製マスクなどを含む様々な製品を制作しているという。
彼女は次のように付言した。「ダマスク織は日本では広い範囲に流通していないため、これまでそれについてよく知りませんでした」。しかし彼女はのちにダマスク織の輸入者と会い、この織物の繊細さとクオリティに驚かされることとなったという。
彼女はダマスク織の品質について、「毎日使っていても褪せることのない高級シルクの光沢」と表現している。
さらに続けた。「かつての私のように、ダマスク織について何一つ知らない日本人は数多くいると思います。しかし私の製品を通じて、日本の人々にその魅力を伝えることができるのであればとても嬉しいことです」。
彼女は最後に、自身が日本の生地店におけるダマスク織の流通範囲を拡大することに取り組むことを示した。