トルコ初の偵察衛星、4月11日に宇宙へ
2023年04月09日付 Cumhuriyet 紙
公正発展党(AKP)のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、トルコ初の高解像度偵察衛星「İmece」が4月11日に宇宙へ打ち上げられると発表した。
AKPのエルドアン大統領は、初の高解像度偵察衛星である「İMECE」が4月11日に軌道に打ち上げられると発表した。
エルドアン大統領は、自身のツイッターアカウントで行った発表で、「私たちが総力を挙げて製造した初の高解像度偵察衛星『İmece』が、4月11日に軌道に打ち上げられます。人材の育成、機会の提供、技術開発のおかげで、私たちはグローバルな宇宙開発競争の中に存在し続けるでしょう」と述べた。
■産業技術省の声明
産業技術省の発表によれば、人工衛星技術におけるトルコの外国依存度を下げることとなる衛星「İmece」の打ち上げカウントダウンが始まった。世界中のどこからでも制限なく高解像度の衛星画像を撮影できる「İmece」は、4月11日に宇宙輸送サービスを行うスペースX社によって軌道に打ち上げられる予定だ。
衛星は、エセンボア空港から打ち上げ予定地のヴァンデンバーグ宇宙軍基地に輸送された。トルコ宇宙技術研究機構によって開発された「İmece」の打ち上げ式典は、4月11日火曜日にアンカラのトルコ宇宙技術研究機構で開催される。式典には、エルドアン大統領がビデオメッセージで参加し、地上局にはフルスィ・アカル国防相およびムスタファ・ヴァランク産業技術相が参加する。打ち上げはカウントダウンからスタートし、トルコ時間9時50分頃に行われる予定。
「İmece」は高度680kmの太陽同期軌道で活動する。この衛星は、地理的な制約を受けずに世界中のどこからでも画像を撮影することができ、目標の検出や識別、自然災害、地図作成、農業利用といった様々な分野でサービスを提供する。民間およびセキュリティ目的で利用可能な衛星の設計寿命は5年を計画している。
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翻訳者:安井 悠
記事ID:55381