米国が恐れた外遊;ワシントンの重要な戦略は失敗したのか(1)
2023年04月03日付 Iran 紙
中国国家主席のモスクワへの訪問は米国が最も恐れていたことを現実のものにした。ワシントンの高官らはウクライナ危機を口実に、「モスクワ・北京分離」戦略を完全に実施することを望んでいたが、この目論見は習近平のモスクワ訪問と「12項目の平和計画」の提案によって失敗した。
【イラン電子版】1402年ファルヴァルディーン月1日から3日(西暦2023年3月21日から23日)、クレムリン宮殿は、中華人民共和国国家主席としての再選後初めて公式訪問を行った人物[習近平氏]を歓待した。
習近平国家主席は、日々自国周辺における新たな動きに目を光らせ、自身の内閣とともに「強風、大波、さらに危険な嵐」に備えなければならない時代の舵取りをするとされている。これは、アメリカ合衆国が国の優位と支配を維持しようと必死になっている時代をめぐる中国国家主席の解釈だ。
ウクライナ危機以降、中露間の協力を阻止しようとする米国の取り組みが多くなったが、中国政府はウクライナ関連の事項とは明確な距離を保ち、平和構築の役割を果たしながら、ロシアとの協力関係を継続している。
実際に、ロシアと中国の協力関係はここ数年の間に構築されており、両国間には経済的・政治的関係を追求し、強化するための多くの強力なパイプが存在する。
―(2)に続くー
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翻訳者:LJ
記事ID:55405