(続き)
発展計画;人民元・ルーブルの取引から2000億ドルの貿易まで
習近平氏のモスクワ訪問は対応にあたったロシア側の高官らの過去に例のない歓迎を伴った。それ以降、プーチン氏と習氏の非公式ながら親密な対話は、全マスコミがこぞって報道する注目ニュースとなった。
翌日、歓迎プログラムはまず、ロシアのミハイル・ミシュスチン首相との面会で始まった。この会談では、習近平国家主席がプーチン氏と同首相を「一帯一路」経済プロジェクトの第3回国際会議に参加するよう招待したとされている。
3月22日には、クレムリン宮殿でロシア大統領と中国国家主席の公式会談が行われ、その中で、「2030年までの露中経済協力分野重要方針発展計画」が両国の首脳によって署名された。[この下の一段落は、同内容の段落が下にあるためここでは割愛した]
(露中)双方が検討し、強調した重要な問題の一つは、石油とガスの売買に際しての自国通貨の使用、電子商取引、および二国間貿易における人民元とルーブルの漸進的な置き換えであった。
両国の高官によると、ロシアと中国の貿易総額は2023年中に2,000億ドルに上ると予想されており、これは過去に2024年の年末までに(達成されると)予測されていた数字であった。
中国税関総署の統計によると、2022年の両国の貿易総額は約1,900億ドルに上り、これは両国間貿易における過去最高額とみなされる。この通りに行けば、2023年の年末までに上記の数字を達成することは可能である。
以下の図で2030年計画[「2030年までの露中経済協力分野重要方針発展計画」]の重要事項の一部をご覧いただきたい。
―(3)に続くー