中国は今日ターリバーンに対し、女性の教育を受ける権利と社会生活の権利を剥奪するのをやめ、テロ対策に向けさらに強固なアプローチをとるように求めた。

【ハムシャフリー電子版】AP通信によると、中国外務省の汪文斌報道官は、「国際社会は依然としてアフガニスタン暫定政権に大きな懸念と期待を抱いており、その中にはアフガニスタン側がバランスの取れた慎重な内政および外交の実施にさらなる歩みを進め、女性と子どもの利益と権利を保護し、テロ対策としてより多くの具体的な成果を得られるアプローチとなる、一層断固とした姿勢を取ることへの期待が含まれている。」と述べた。

　この汪報道官の声明は、中国、アフガニスタン、パキスタンが出席し、パキスタンでの攻撃が増加する中、貿易の支援と国境の緊張緩和をめざした小会議の後に出された。

　中国外務省報道官は、アフガニスタン暫定政権が正しい進路を確固たる足取りで歩み、国際社会の理解と信頼を得るために実践的な努力をすること、また、近隣諸国との関係が改善され、国際社会から受け入れられるようアフガニスタンに好ましい環境を創出することへの期待を表明した。

　女性問題を含むアフガニスタンの国内問題に関する北京のこの表明は、中国は通常、自国と通商関係にある国や、自国との関係をアメリカや他の競争国の世界的支配に対抗するために利用する国の内政についてコメントすることを控えているために、やや予想に反したものだった。