【イラン電子版】カザフスタン大統領は、ユーラシア経済連合によるイランの港湾への共同投資は同連合の発展を促すものであると評価した。
ロシア国営タス通信によると、カシムジョマルト・トカエフ大統領は最高ユーラシア経済評議会の会合において、南北輸送回廊を、カスピ海横断国際輸送ルートと並行して開発すべきであると述べた。
同大統領はさらに、「ユーラシア経済連合が最終的にヨーロッパとアジア、そして世界の南北を結びつけるものになると確信している。我々は、中国、インド、パキスタン、イラン、その他の西アジア及び東南アジア諸国を結ぶ回廊を創設するというロシアの意向を歓迎する。」と付け加えた。
カスピ海横断回廊は、カザフスタンとアゼルバイジャンおよびジョージアとをカスピ海を通じて結び、これら2か国を経由してトルコと欧州連合に到達する。
南北回廊は、1379年[西暦2000/01年]にインド、イラン、ロシアの3カ国の合意に基づいて開始された一大輸送プロジェクトの名称でもある。南北回廊は、ヨーロッパ諸国、スカンジナビア、ロシアと、ペルシャ湾、インド洋、東南アジアとの間の重要な連絡橋として知られている。
カザフスタン共和国大統領は発言の別の部分で、イランとトルクメニスタンの港湾における海上及び陸上のインフラ整備へのユーラシア連合加盟国の共同投資について、加盟国の輸出に関する地理的開発とその一元管理物流能力の開発の要因となると評価した。
2015年に発足したユーラシア経済連合には、現在、ロシア連邦、カザフスタン、ベラルーシ、アルメニア、キルギスが加盟しており、さらにモルドバ、ウズベキスタン、キューバもオブザーバー国として参加している。1399年エスファンド月[西暦2021年2月19日〜3月20日]、イランのユーラシア経済連合へのオブザーバー国としての参加がイラン・イスラーム共和国内閣において承認された。
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翻訳者:TY
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