イスタンブル県軍警察司令部の隊員により、3つの別々の住所で行われた家宅捜査で、違法な手段で手に入れた骨董品の顧客を探していた4人の容疑者が逮捕された。家宅捜査では、ローマ、ビザンツ時代の101個の硬貨やヘブライ語で書かれた1100年前のものと思われる聖書が押収された。
イスタンブル県軍警察司令部隊員は、四人が所持するヘブライ語で書かれた聖書を50万ドルの値で売るために顧客を探していたとの情報を得た。調査の末、容疑者らがエユプスルタンに住んでいることが確認された。軍警察隊は骨董品を売る顧客を探していた容疑者を現行犯で逮捕するため、密接に動きを追っていた。
容疑者らが骨董品を売るために買い手と接触していたことが明らかになると、エユプスルタンにある3つの別々の住所で家宅捜査が行われた。家宅捜査では、ローマやビザンツ時代の101個の貨幣や28ページからなる革製・パヒルス紙にヘブライ語で書かれた1100年前のものと思われる聖書が押収された。
押収された101個の硬貨は、イスタンブル考古学博物館管理局に引き渡され、宗教モチーフをもつ聖書は調査のためイスタンブル写本作品局に送られた。逮捕されたK.A.、M.K.、R.K.、D.B.という名前の4名の容疑者らは、供述後に裁判所へ送検された。
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翻訳者:梅田茉奈
記事ID:55765