アンタリヤ県カシュ郡で、隔離されたリゾートスポットとしてコロナ禍に人気を集めた高級別荘のバイラム前の稼働率が70%に達した。トルコ旅行業協会（TÜRSAB） 西アンタリヤ支部長のヒュセイン・ゲンジェル氏は、「前年に比べ予約が増え始めた。7月には客室稼働率100%になる見込みだ」と述べた。

ボリス・ジョンソン元英首相からアンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットからデビッド・ベッカムまで、多くのセレブや実業家がバカンス先に選ぶアンタリヤのカシュ郡カルカン地区にある高級別荘は、コロナ禍で隔離されたリゾートスポットとなった。「ゼロ・コンタクト（非接触型）」バケーションに一週間あたり何万リラも支払う旅行者のあとに続き、高級別荘ツーリズムはより幅広い層にアピールし始めた。

■別荘は満室寸前

五つ星ホテルの代わりとして選ばれる別荘は、海までの距離、眺望、広さ、プールの種類によって価格が決められる。犠牲祭前に高い関心が寄せられている別荘では、予約が埋まりつつある。TÜRSAB西アンタリヤ支部長のヒュセイン・ゲンジェル氏は、エリアに約6千棟の別荘があると話した。ゲンジェル氏は、高級別荘は旅行者にとても好まれており、業界は毎年10-20%成長していると述べた。ゲンジェル氏はまた、犠牲祭連休は9日間のため、旅行シーズンに入る機会でもあると言い、「前年に比べ予約が増え始めた。稼働率は現在70%だ。7月には稼働率100%になる見込みだ」と述べた。

■早期予約がお得

ゲンジェル氏は、旅行者はほぼインターネットで予約しており、シーズン休暇を取った人たちは次のプランに別荘を選んでいると述べ、早期予約の利点に注目した。ゲンジェル氏はまた、シーズン中盤は需要が高まるため価格が上昇すると言い、「旅行者は早期予約で20%得することができる。しかし、シーズン半ばに予約が埋まってしまうと、残念ながらこのような機会はなくなってしまう」と話した。