イスラエル:北部の緊張とヒズブッラーの目的(1)

2023年07月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
ヒズブッラーの構成員
ヒズブッラーの構成員
■北部の緊張をイスラエルが読み解く:これこそが明かされていないヒズブッラーの目的だ

【ナザレ:本紙】

イスラエルの情報筋によると、イスラエルはヒズブッラーにメッセージを送り、エスカレーションは望まないが、同時に、国境のフェンスに触れることも越えることも容認しないことを強調したという。

イスラエルの国営チャンネルは、レバノンとの国境地帯にあるイスラエル側のフェンスで爆発が起きてから数時間後に、イスラエルからこのメッセージが送られたと伝えた。同チャンネルは続けて、以下のように報じた。「北部国境での緊迫した一日を経て、イスラエルはヒズブッラーに次のようなメッセージを送った。『 我々はエスカレーションを望まないが、フェンスへの被害や越境は許さない。』」

また、同チャンネルは、イスラエルがヒズブッラーにメッセージを伝えた際の仲介者の身元は明らかにしなかったが、2022年10月に両国間の領海画定協定の調印に尽力したアメリカ人の仲介者アモス・ホクスティン氏が、イスラエルとレバノンの間に再び入り、今回は陸上国境の課題に取り組んでいると報じた。

そして、ヒズブッラーと思われる勢力がフェンスを破壊しようとした事件で、イスラエルは事態を悪化させないように非致死性兵器の使用を決定したと述べた。

(2)に続く


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翻訳者:土屋伶斗
記事ID:55990