■2023年内にエジプトの拘留施設で19人が死亡
【カイロ:本紙】
これに先立ちエジプト内務省は公式フェイスブックページを通じて声明を発表しており、そのなかで同氏の死因が血液循環の急激な低下であったと述べた。
シハーブ人権センターは、内務省の声明に関して以下のようなコメントを出した。
「生きる権利は、収監されている人々を含む全ての人間の基本的な権利の一つである。いかなる時も人間の尊厳が尊重され、その安全が保障されなければならない」。
さらに次のように続けた。「我々は、マフムード・タウフィークという市民が6月26日に、アレクサンドリアの自宅で暴行を受け、家財道具が9階から投げ落とされた後に、逮捕されたことを確認したい」。
また、「タウフィーク氏の失踪の場所と原因を公表するようあらゆる方面から公式な要求がなされていたにもかかわらず、検察に引き渡されることも捜査を受けることないまま同氏が死亡したというニュースに我々は驚いた」と付け加えた。
同センターは、(タウフィーク氏の)死因を確認し、いかなる違反行為や拷問、ネグレクトがあった場合の問責を確保するために、この事件に関して透明性のある独立した調査を実施するよう求め、また全ての被逮捕者はその尊厳を保つ扱いを受けなければならず、いかなる状況下でもその権利と尊厳を考慮されなければならないと表明した。
さらにエジプト当局に対し、この問題に真摯に取り組むことにならび、全ての被拘留者が安全、完全な医療ケアおよび適切な人道的扱いを受ける権利を保証することを求めた。同様に国際社会と国際的な人権組織に対し、この問題の経過を確認し、エジプトの被拘束者の権利を保証し彼らの安全を守るよう圧力をかけることを強く求めた。
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