エジプト:ヨルダン人女優が女性用礼拝スペースへの扱いを批判

2023年08月11日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヨルダン人女優、エジプトの女性用礼拝スペースへの扱いを批判

【本紙】

エジプト在住のヨルダン人女優であるファイドラーさんは、同国のモスクにある女性用礼拝スペースの狭さや、モスク内で女性が(彼女の説明によると)「二級国民」として扱われている現状に関する不満を訴えた。

ファイドラーさんはインスタグラム上の自身の公式アカウントを通じて動画を公開した。彼女はそのなかで、礼拝用に割り当てられたスペースに関して男女間の差別が行われる理由について尋ね、女性礼拝者に関心を持つよう訴えた。

ファイドラーさんは次のように語った。「もちろん私たちは女性たちが男性から離れて礼拝しており、いまだに別々のままであると知っています。しかしこれは私が回答を見つけることができない疑問です。どうしていつも女性の礼拝スペースは小さくて隠されており、柵で閉ざされ、その入り口は例えば台所の扉の入り口のように脇にあるのでしょう」。

ファイドラーさんは女性の権利に関する「不当な扱い」への不満を表現し、女性の礼拝スペースの様式や、入口への配慮の無さを批判した。またフーシヤー誌によると、彼女は次のようにも述べている。「どうしてこのようにするのでしょう?我々はどうして市民を二級品として扱うのでしょう?つまりどうして我々の礼拝スペースには説明が存在しないのでしょうか?その入口は男性用礼拝スペースの入口と同様に甘美で麗しいのでしょうか?」。


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翻訳者:雨宮有希
記事ID:56122