デブリイー大モスク、修復へ一時閉鎖

2023年08月22日付 Cumhuriyet 紙

シヴァスのディヴリーイ郡にある、世界で比類のないディヴリーイ大モスクと療養院が、修復工事のため、しばらくの間完全立ち入り禁止となった。

シヴァスのディヴリーイ郡に所在し、メンギュジェック侯国時代の1229年にアフメト・シャーと妻のメリケ・トゥラン・メレクによってつくられたディヴリーイ大モスクは、多くの特徴で驚嘆させている。

UNESCOによってトルコで保護された最初の作品であるディヴリーイ大モスクと療養院は、独特な建築的特徴で普請頭が作った唯一の作品として知られている。

普請頭のムーイスオウル・アフラトル・ヒュレム・シャーは[ディヴリーイ大モスク建築]前後に、ほかに作品は見つかっていない。

■真似できなかった

建設から8世紀が過ぎたにもかかわらず、一つも似たような作品がつくられなかったディヴリーイ大モスクと療養院では、一万個以上の互いに異なるモチーフが見られる。モスクに訪れた人々は、一定の時間に天国の門と王冠の門に現れた祈る人々のシルエットに魅了される。

■立ち入り禁止に

しばらく改修工事が続くモスクは外から見ることのみできる。ディヴリーイ郡知事府は、ソーシャルメディア・アカウントから発表した声明の中で、ディヴリーイ大モスクと療養院が全面立ち入り禁止になると伝えた。

発表では次のように述べられた。

「2023年8月22日からディヴリーイ大モスクで続く修復作業の規模が拡大し、モスクの周りにあった訪問者用の遊歩場所が撤去され、立ち入りが禁止となりました。」


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翻訳者:佐藤はつみ
記事ID:56224