19年前にディヤルバクルで盗難のタイル136片、発見
2023年09月08日付 Hurriyet 紙
ディヤルバクルを象徴する遺産の一つであるアリ・パシャ・モスクから、2004年に盗まれた136片の歴史あるタイルが戻ってきた。
16世紀にマムルーク朝様式で作られたことがわかった。タイルはワクフ総局が収容した後に、修復が続くディヤルバクル・アリ・パシャ・モスクに再び取り付けられると思われる。
■「タイルはディヤルバクルで作られた」
タイルはオスマン朝のイズニックやキュタヒヤのタイルとは違い、マムルーク朝様式でディヤルバクル地域において作られたと考えられている。
■アリ・パシャ・モスク
ディヤルバクル知事アリ・パシャがミマール・シナンに命じて造らせた
建造年:1534~1537年(オスマン朝時代)
建築家:ミマール・シナン 正方形、ドーム一つのモスク
■モスクは修復されている
“世紀の大災害”、2月6日地震で被害を受けた歴史ある同モスクは、ワクフ総局により修復が行われている。一方で、歴史あるタイルは盗み出された場所に再び取り付けられることになる。
■泥棒たちはどうするつもりだったのか?
一般的に、泥棒たちは国外に持ち出すことができなければ盗んだタイルを30~40年隠し持った後に売却する。そのようにして歴史ある作品の痕跡を消そうと企んでいるのだ。
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翻訳者:関口ひなた
記事ID:56280