その後、撮影班は労働時間を定める声明を発表した。その声明文では「撮影班の決定。拝啓、我々、エジプトの撮影責任者らは次のように決定した。契約に沿って1週間を準備に充てる。具体的な内容としてはレビューチェック、ミーティング、色の補正を行い、契約を真面目に履行する。」と述べられている。
また、声明は「労働日は最長で連続6日である。それに加えて1日当たりの労働時間数は12時間のみと合意されており、それは出勤から始まり1時間の休憩を含むものである。さらに、撮影日の終了から翌(撮影)日の開始までの休憩を12時間と定めることも合意された。また、合意された賃金とは、税金と10パーセントの付加価値税が控除されない手取り額である。」と続けている。
なお、事態はこれで終息せず、映像編集者連盟は制作班の評議会が決めた最低賃金の規制に従い、そして合意された給与額は税金が控除さない手取り額であることを決定した。また、映像編集者およびその助手が署名後速やかに契約文書のコピーを手に入れる権利を確認し、製作機関は合意した額の支払いを守ることを決定した。さらに声明では最後に、この決定は班の全メンバーに課せられると確認している。
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