メリチ元在日トルコ大使に、旭日重光章

2023年10月07日付 Milliyet 紙

日本大使館は、トルコの元駐日大使であるアフメト・ビュレント・メリチ氏へ、両国間の関係強化に果たした貢献を理由に「旭日重光章」を贈呈した。メリチ氏は「親愛なる日本国民に心から感謝の意を表する。」と述べた。

日本政府は、元駐日トルコ大使であるアフメト・ビュレント・メリチ氏を両国間の関係の強化と相互影響の促進に貢献したことを讃え「旭日重光章」でもって表彰すると決定した。これにより、メリチ氏の栄誉に対しアンカラの日本大使館で授与式が行われた。授与式には勝亦孝彦駐トルコ日本大使、在外公館職員、来賓客が参加した。式では勝亦大使によってメリチ氏へ旭日重光章が贈呈された。

勝亦大使は、メリチ氏が日本とトルコの友好関係の促進に長年重要な貢献を行ってきたと明らかにし、「ご当人のこうした貢献は、日本政府によって大きく評価されてきた。このため親愛なる大使に、天皇陛下によって去年の秋に『旭日重光章』にて讃えることを決定した。今日の式典が、トルコ共和国建国百周年である本年に執り行われたことをとても名誉に思う。親愛なるメリチ氏は、単に政治と経済の領域だけでなく、両国国民の間の相互理解と友好関係の促進にも重要な貢献を行った。来年100周年を迎える日本とトルコの外交関係がこれから先もさらに発展するものとまさに信じている。」と述べた。

メリチ氏は、勲章は自身にとって名誉なことだと述べ、「この名誉は世代から世代へ、未来へと引き継がれるだろう、メリチ家としてこの名誉を常に感じることになろう。親愛なる日本国民に心から感謝の意を表する。互いの社会が直面した災害の結果、私たちが互いに果たした助け合いが、この友情を育んでいるのだ。今日、私たちに与えられた名誉は、私だけのものではなく、私とともにトルコと日本の友好関係の発展のために、日本への愛情をもって誠心誠意働いてきた大使館職員、企業、そして私の妻のものでもある。我々は一つのチームとして努めるにつれ、この成功を手にした。旗をあなたがたに渡した。我々は[来年]両国関係樹立100周年を迎えることになるが、これは非常に重要な節目だ」と述べた。


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翻訳者:鈴木敬人
記事ID:56435