■欧州委員会、パレスチナへの開発援助の即刻停止を発表。オランダは支援継続へ。

【ブリュッセル:諸通信社】

オリベール・バ―ルヘイ欧州委員（近隣政策・拡大交渉担当）が月曜、「ハマースによるイスラエルへの攻撃を受け、欧州委員会はパレスチナへの全ての開発援助をただちに停止すると発表した。」と述べた。

同委員はソーシャル・メディア「X」への投稿で、「6億9100万ユーロ（7億2860万ドル）相当の援助プロジェクトが見直し中である」と明かした。

同委員は続けて、「イスラエルとその人々に対するテロと残虐行為の規模がその決定のポイントであり、同地では平常通りには活動を続けることはできない。」と述べた。

さらに、「平和、寛大さ、共生の構築に今、取り組まなければならない。嫌悪や暴力を扇動しテロを賛美することは多くの人の心に毒を盛っているのだ。」と加えた。

また、これに先立ちウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長は、「EUとその加盟国は、パレスチナ市民への最大の援助者である」と述べた。

報道発表によると、EUは2021年から2024年の間に11億8000万ユーロをパレスチナ市民に援助することが決定していたとのことである。

EU諸国の外相は明日火曜の臨時会議にてこの件について検討する予定である。

（後略）