−(続き)−
◆誰も私たちに警告しなかったし、アールミーターを突き飛ばしもしなかった
この出来事の当日にアールミーターさんと一緒にいた、彼女のもう1人の同級生で友人のメフラーさんも、ファーテメさんの話に続けてその出来事がどのように起こったのかを説明した。「その日(日曜日)、他の日と同じように、ファーテメとアールミーターと一緒に学校に行くためにメトロ(ショハダー駅)で待ち合わせをしていました。私が駅に着いたとき電車は来ていて、私よりも早く着いていたファーテメとアールミーターが私を待っていました。」
彼女の言葉によると、「私たちは電車に間に合うよう急いで移動し、最初に私が、次にアールミーターが、その次にファーテメが乗車しました。ですが、1秒もしないうちにアールミーターが仰向けに倒れたのです。」
彼女はさらに話した。「ファーテメがアールミーターの手を、私が足を持ち、何人かの人の助けを借りて車両の外のホームの端に彼女を移しました。」
メフラーさんはこう付け足した。「アールミーターは死んでしまったかのように見えましたが、乗客の方々と、私が思うに看護師の女性の尽力で、アールミーターは息を吹き返し、救急車で病院に運ばれました」
彼女は続けた。「私とファーテメも病院に行きました。アールミーターは最初に救急外来へ運ばれ、その後、集中治療室(ICU)へ移されました。」
彼女は困惑とやや怒りを含んだ調子で付け加えた。「ヘジャーブが理由で私たちが警告を受けたのだとか、別の誰かがアールミーターを突き飛ばしたのだとか言われていますが、それは全く正しくなく、嘘です。これら全ては一瞬のうちに起こったことなのです。」
このアールミーターさんの同級生・友人は最後に、できるだけ早くアールミーターさんが回復するよう全ての人にアールミーターさんの健康を祈ってほしいと願った。
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翻訳者:KA
記事ID:56513