レバノン:イスラエル・レバノン国境付近でヒズボラとイスラエル軍の交戦が激化
2023年10月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
レバノン南部国境付近でイスラエルのメルカバ戦車に乗る込むイスラエル兵-AFP
■レバノン南部国境地帯で戦闘激化..ヒズボラ:我々は戦闘の中心にいる
【ベイルート:本紙、サアド・イルヤース】
レバノン南部の国境付近で日曜日、戦闘がエスカレートした。アルマー・シャアブ村とダヒーラ村周辺は早朝からイスラエルの激しい砲撃に曝されている。折しもイスラエル占領軍は、イスラエル北部アヴィヴィム近郊で対戦車ミサイルの発射を試みた(ヒズボラの)セルを標的にしたと発表していた。一方、ヒズボラは、技術装置を狙って(イスラエルの)アバード軍事拠点にミサイルを発射し、さらにカフル・シューバー丘陵のルワイサート・アラム軍事拠点も空爆した。占領軍は直ちに反撃し、国境周辺のフーラー村とルワイサ丘周辺を攻撃した。
イスラエル軍は、ミサイル攻撃を準備していたレバノン南部のセルを無人航空機で攻撃したこと、またレバノン国境内からイスラエル北部のキブツ(農業共同体)ミスガブ・アムの軍事拠点に向けて軽火器が発射されたことに再び言及した。
今回の交戦は、土曜日の夕方、レバノン南部の西に位置するダヒーラ村とアルマー・シャアブ村周辺への砲撃に端を発して、国境地帯での戦闘が激化したことに起因する。ヒズボラがレバノン国境地域のドゥーフ山(にあるイスラエルの陣地)に向けて多数のミサイルを発射した。これに対し、占領軍がヒズボラの戦闘員6人を標的とした報復攻撃を行った。レバノン南部国境近くのフーラー村でも車両が攻撃され、運転手が死亡した。イスラエル軍は、レバノン南部アイター・シャアブ村とラーミヤ村周辺、ヤールーン村とビント・ジュバイル町の間の埋立地も砲撃した。
(後略)
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翻訳者:新藤花絵
記事ID:56567