エジプト:フーシー派による船の拿捕についての論評
2023年11月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サミール・ファラジュ氏:船の拿捕は世界海運に影響を与える
【エジプト:本紙】
戦略思想家で専門家のサミール・ファラジュ少将は、フーシー派による紅海での船の拿捕事件と、イスラエルが自国の船ではないと否定したことにコメントし、この事件は世界海運に大きな影響を与えるだろうと述べた。
同氏は、サダー・バラド(国の反響)局で放送中の番組「私の責任で」の中で、ジャーナリストのアフマド・ムーサー氏の電話インタビューに答え、「イランはこの地域に4本の腕を持っている。すなわちレバノンのヒズブッラー、シリアのヒズブッラー、イラクのヒズブッラー、そしてイエメンのフーシー派だ」と述べ、「イランがフーシー派に複数の油井を攻撃するように指示した」と語った。
また、今回の事件は世界の海運に対する敵対行為で、全世界に大きな影響を及ぼすものであり、また、ホルムズ海峡はイランの支配下にあると強調した。
同氏は、ジブチには欧米諸国の6つの軍事基地があると述べ、エジプトは海上で自国を防衛できる海軍力を持ち、世界第6位の海軍力があると指摘した。
サミール・ファラジュ少将は、同番組でのジャーナリストのムーサー氏の電話インタビューで、拿捕された船に関する外交的解決が頓挫した場合、軍事的解決が最終手段になると示唆した。
また、拿捕された船が解放されなければ48時間以内に軍事的解決が行われると説明し、フーシー派によって行われた作戦がガザ地区のハマースに対する圧力を緩和すると説明した。
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翻訳者:岡田悠花
記事ID:56753