新たな列車の旅「湖エクスプレス」

2023年12月13日付 Hurriyet 紙

交通・インフラ省は、夜間にイズミル―ウスパルタ間を運行する「湖エクスプレス」に加え、日中の新しい列車サービスを導入すると発表した。同省はまた、カルス―エルズルム―カルス間の観光地を走る列車が運行を開始することを明らかにした。

省が発表した文書で、イズミルとウスパルタを結ぶ現在の湖エクスプレスは夜間のみの運行であり、市民の要望を受けて日中運行する新しい列車サービスが導入されることが報告された。1993年以来、湖エクスプレスはイズミル、アイドゥン、デニズリ、ブルドゥル、ウスパルタの各県を結び、夜間双方一本のみの運行であるが、日中の列車を求める市民の声が増えてきたことで、新たな列車のニーズを認めたと述べられている。

■湖エクスプレス、日中運行を開始

文書によると、日中運行するこの列車で乗客は景色を楽しみながら旅ができるという。「湖エクスプレスは、アナトリアで初めて鉄道が運行されたエーゲ海地方の肥沃な大地を横断し、バラが香るウスパルタへ到着する。この美しい地形を持つエーゲ海地方を列車で探検するという、全く新しい選択肢が加わる。夜間運行の湖エクスプレスに加え、この新しい列車では日中に周囲の景色を眺めながら旅をすることができる。」と評されている。

■新たな列車が加わり乗客定員は1,000人を超える

文書では、トルコ国営鉄道交通総局が運行する湖エクスプレスが、イズミル―ウスパルタ間の458キロを運行するとして、「この路線を運行するディーゼル機関車は心地よい快適さで、良質な旅行の機会を提供する。現在運行している湖エクスプレスは、一日平均230人の乗客が利用している。この路線を運行するディーゼル機関車の乗客定員は246人である。日中の運行により、この路線の乗客定員は千人を超えることになる」と述べられた。

■12月20日に日中運行が開始する

初回運行が12月20日に行われる日中列車について、文書では以下のような情報が公開されている:「イズミルから10時40分に出発し、ウスパルタに19時05分に到着する。ウスパルタからは10時40分に出発し、イズミルへ19時34分に到着する。移動時間は約8時間50分である。乗客は日中の景色を十分に楽しむことができるであろう。」

■カルス―エルズルム間の観光地域列車が運行開始

交通・インフラ省のアブドゥルカーディル・ウラルオール大臣は、12月11日の東部観光エクスプレス祝福式典において、カルス―エルズルム―カルス間の観光地域列車の運行開始を知らせた。トルコ国営鉄道交通総局が運行するカルス―エルズルム間の観光地域列車の乗車券販売は12月11日より開始し、初回運行は1月19日に行われると述べ、以下のように続けた。「カルス―エルズルム間の観光地域列車は、2024年1月19日から2月18日の間、金曜日、土曜日、日曜日の週に3回、カルスからは7時15分、エルズルムからは14時55分に発車する。往路復路ともに15本、合計30本の運行が計画されており、乗客定員は230人、4台の寝台列車から成る。」


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翻訳者:田原紗樹
記事ID:56900