■エジプト：新たな価格高騰の波が玉ねぎと砂糖に影響、並行市場で1ドルは50ポンドに

【カイロ：本紙】

エジプトでは新たな価格上昇の波が起きており、多くの主要商品に影響を及ぼしている。

玉ねぎの価格が一部の地域で１キログラム当たり50ポンドという前例のない水準に高騰し、国民の怒りを買った。

というのも、エジプト人、特に中産階級と貧困層は食料のほとんどを玉ねぎに依存しているのだ。

匿名を希望したある野菜販売業者は本紙に対し、「玉ねぎの価格はここ最近上昇し続けており、私たち販売業者のもとにも高価格で届いているにもかかわらず、国民は玉ねぎの価格高騰の原因を販売業者のせいにしている」と語った。

検査キャンペーン

エジプト農業省は、価格をコントロールするために販売業者に対するキャンペーンを開始することを決定した。

ムハンマド・ファヒーム農業大臣顧問は、玉ねぎは他の作物と同様、需要と供給のメカニズムの影響を受けると述べた。

同顧問は、危機の一部の要因は栽培段階でのギャップにあると考えており、「エジプトでは、玉ねぎは毎年9月に種まきが始まり、毎年5月まで収穫されるというように連続的に栽培されていますが、 その間の6月から12月初旬の間には生産がない隙間の時期があるのです。」と述べた。

(後略）