スペイン:首相は欧州諸国に対してガザ攻撃への一致団結した姿勢とパレスチナの国家承認を訴える

2023年12月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

■スペインの首相は、イスラエルのガザへの残忍な攻撃について、明確かつ声を1つにして話すよう欧州に呼びかけている。  

【マドリード:諸通信社】

スペインのペドロ・サンチェス首相は水曜日、「欧州人がガザ地区でのイスラエルの残忍な攻撃について明確かつ声を1つにして話す時が来た」と述べた。

サンチェス首相はスペイン議会での演説で次のように付け加えた。「私は欧州人に対し、ガザに対するイスラエルによる残忍な攻撃について、明確かつ声を1つにして語るよう求める。それは、世界が私達に注目しているからでも、歴史が私達を裁くからでもなく、人々が苦しんでいるためである。」

続けて彼は、ガザの幼い子供たちが苦しみ、命を落としていると付け加え、スペイン政府はこの件に関して何もせずに座して待つことはしないと誓った。

割れんばかりの喝采の中、サンチェス首相は年末までのスペインが欧州連合(理事会)の議長国任期中に、スペインの政治家がパレスチナ国家を承認する任務を担う必要性を強調した。

そして、「欧州は紛争の最終的解決策の探求と平和への真剣な視点の提供に積極的に貢献しなければならない。これは、イスラエル国家と並んで平和かつ安全に暮らしているパレスチナ国家を承認することを意味する」と語った。

また、「欧州連合全体としてパレスチナ国家を承認しなければならない」と強調し、続けて、爆撃は即刻停止されなければならないと述べた。

さらに、人道支援は寒さ、飢え、痛みに苦しむ人々に届けられなければならないと付け加えた。


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翻訳者:魚田帆乃果
記事ID:56948