レバノン:「アール―リー氏の死は過ぎ去ることはない」と俳優がコメント
2024年01月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サーリフ・アール―リー氏暗殺についてレバノン人俳優がコメント:彼の死は過ぎ去ることはない(X)
【ベイルート:本紙】
レバノン人俳優のユースフ・ハッダードさんは、敵であるイスラエルがベイルートの南部ダーヒヤで、ハマースのサーリフ・アール―リー副政治局長を暗殺したことに怒りを表明し、「彼の死は過ぎ去ることはない」と述べた。
ハッダードさんはXの自身のアカウントに、「反乱の闘士サーリフ・アール―リー氏は、抵抗の都ベイルートにて、ご自身の最大の夢であった殉難の死という名誉を手にされた」と記している。また、「強奪者は確実に消滅へと向かい、誇り高きガザでの勝利は、攻撃で犠牲になった人々の血に対する復讐と報復となります」と述べた。そして「戦場の拡大がネタニヤフ並びにその政権の目的で、それにより敗北を隠して、自分たちが裁かれるのを避けようとしているのです」と付け加え、「パレスチナが拠り所であり続けますように」と締めくくった。
一方、レバノン人スターのラーギブ・アラーマさんは、新しい年の始まりに際し、ガザ地区で起きている集団虐殺、破壊、廃墟化、苦痛、苦難に改めて注意を向けることを願い、新年が平和と安全と平安を運んでくるよう祈った。
アラーマさんは自身のXの公式アカウントで次のように記している。「全ての痛ましい出来事や美しい出来事と共に、1年が過ぎ去りました。けれども、その我々との別離は、愛しいパレスチナのガザおよびヨルダン川西岸、そしてレバノン南部にまで拡大して起きている殺戮戦争で苦痛と痛みをもたらしました。」
そして、「おお、神よ、彼らから、そして世界の全ての抑圧されている者から、彼らが不当に受けている行為を取り去って下さいますように。2024年が平和、連帯、正義、人権で満たされるよう願います。そして善と喜びの広がる未来が作られるよう希望します」と付け加えて懇願した。そして「今年が希望と前向きさ、幸福をもたらしますように」と述べ、自身のツイートを締めくくった。
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翻訳者:雨宮有希
記事ID:57072