パレスチナ:ハマースの軍事部門が犯行声明、迫撃砲攻撃でイスラエル兵死亡、テルアビブにロケット弾発射
2024年02月05日付 al-Quds al-Arabi 紙
ハマースの軍事部門カッサーム旅団のアブー・ウバイダ報道官
■カッサーム旅団:数日間で43台の車両を破壊、15人のイスラエル兵士が死亡
【イスタンブール:諸通信社】
ハマースの軍事部門カッサーム旅団のアブー・ウバイダ報道官は日曜日、過去数日間に43台のイスラエル軍用車両を部分的あるいは完全に破壊し、多くのイスラエル兵士を死傷させ、テルアビブ市に向けロケット弾を発射したと発表した。
アブー・ウバイダ報道官は声明を出し、「この数日間(日数は明示せず)でわれわれは、43台の軍用車両を完全または部分的に破壊し、15人のシオニスト兵士に至近距離からとどめを刺すことができた」と述べた。
そして、「カッサーム旅団の戦闘員たちは、17回の軍事作戦でイスラエルの将校や兵士らを狙撃し、数十名を殺傷した。その間、攻撃してきたシオニスト軍はロケット弾や対要塞装置、対人装置、機関銃の標的となった」と付け加えた。
ウバイダ報道官は、トンネルの入り口を狙った爆発で多数のイスラエル兵が死亡したことにも言及した。
また、カッサーム旅団の戦闘員が4機の軍用ドローンを鹵獲したこと、ガザ戦争のあらゆる前線でイスラエル軍部隊に対し迫撃砲で攻撃したこと、テルアビブ市とその周辺地域に向けて一斉にロケット弾を発射したことも明らかにした。
カッサーム旅団の声明に対するイスラエル軍からの即時の返答はない。
2023年10月7日以来、イスラエル軍はガザ地区で壊滅的な戦争を行っている。パレスチナ当局によると、日曜日現在、(イスラエルの攻撃により)27,365人が死亡し66,630人が負傷した。そのほとんどが子供と女性である。国連は、「(この戦争が)大規模な破壊と前例のない人道的大惨事を引き起こした」との考えを示した。
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翻訳者:進藤蘭
記事ID:57276