■「UNRWA」の財政が破綻する...避難民は同機関への資金拠出を停止中の国々への圧力を要求
【ガザ:本紙】
ガザ地区の人口230万人の半数以上がUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の支援に依存しているが、数カ国が同機関への資金拠出停止を決定した後、同機関は財政の危機に直面している。
同機関のフィリップ・ラザリーニ事務局長は、「今年3月の初めには支出が収入を上回るだろう」と述べた。
また、同氏は、「3月時点でUNRWAのキャッシュフローはマイナスに達し、資金拠出の凍結が解除されない限り、4月には(財政悪化の)ペースは加速するだろう」と説明し、「一部の国々が停止している資金拠出を再開しない限り、今年4月には財政難が深刻化するだろう」と強調した。
イスラエルが「ガザで勤務するUNRWA職員13,000名のうちの12名が昨年10月7日の『アクサーの大洪水』作戦に参加していた」という疑念を表明した後、アメリカ合衆国、ドイツ、イタリアを含む数カ国はUNRWAに対する資金拠出を停止した。
アメリカのあるレポートは、今年2月末にはUNRWAの損失額が6,500万ドルに達すると明らかにした。
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