UNRWAスポークスパーソンのアドナーン・アブー・ハサナ氏は、資金拠出停止の決定は「非常に危険である」と述べた。支援の停止を決めた16カ国は2023年にUNRWAに対し8億4,700万ドルを拠出したが、それは全寄付金の約3分の2であり、同機関が様々な事業に財政支出するために受け取った資金である。同氏は本紙に対し、「UNRWAへの資金拠出が再開されなければ、(パレスチナ難民らは)大惨事に直面するだろう。なぜなら、今ある資金では今年2月末までしか賄うことができないからである」と強調した。
同氏は、「ガザだけでなくレバノン、シリア、ヨルダン、ヨルダン川西岸においてもUNRWAが活動停止を強いられることは悲劇である」と述べた。
同氏は、「UNRWAは約600万人のパレスチナ難民に対し、5つの分野の支援を提供している」と説明し、以下のように加えた。「ガザにおいて、我々は救援や医療のサービスの主な提供源である。我々は難民に淡水化プラント、下水処理施設、教育を提供し、地方自治体にはその運営に必要な燃料を提供し、避難民には治療を提供している」。
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翻訳者:新藤花絵
記事ID:57398