エジプト:イスラエル航空機の領空侵犯を否定
2024年02月24日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト治安情報筋がイスラエル航空機による領空侵犯を「否定」
【カイロ:アナトリア通信】
エジプト治安情報筋は土曜、地元メディアが報じた、イスラエル航空機による領空侵犯を否定した。
これは、「カイロニュース」チャンネルが、匿名の治安情報筋からとして伝えたもので、パレスチナのラファとエジプトとの国境が緊張し、そのほとんどが避難民である150万人以上のパレスチナ人であふれている同市に対して、イスラエルによる侵攻の恐怖がある中、報じられた。
治安情報筋は「イスラエル軍用機によるエジプト領空侵犯に関するメディアの複数の報道」を否定すると述べた。
同筋は、それらの報道は発信元を明確にしておらず、「根拠がなくフェイクである」と述べた。
最近、エジプトとイスラエルの関係は、国境への軍事作戦の開始と、フィラデルフィア回廊制圧への決意を強調したイスラエル高官の声明を背景に緊張状態にある。エジプトはイスラエルがそれを起こすのを強く拒否している。
「フィラデルフィア回廊」はガザとエジプトの国境に沿って広がった土地であり、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「そこへの軍事支配は必要不可欠である」と複数の機会に明言している。
イスラエル占領当局は昨年の10月7日からガザ地区に対する破壊的な戦争を開始し、パレスチナと国連のデータによると、前例のない人道的大惨事と、インフラと資産の顕著な劣化に加え、そのほとんどを子供と女性が占める何万もの犠牲を出した。これによりイスラエルは「ジェノサイド」の犯行容疑で国際司法裁判所に訴えられている。
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翻訳者:進藤蘭
記事ID:57404