■7年間にわたる着用ののち……レバノン人歌手のアマル・ヒジャーズィーさんがヒジャーブなしの姿を投稿

【ベイルート：本紙】

およそ7年にわたってヒジャーブを着用していた芸能界を引退したのち、レバノン人歌手のアマル・ヒジャーズィーさんは、店舗内でヒジャーブなしで自身の有名な楽曲「ザマーン」を歌唱する短いビデオクリップを投稿し、人々やフォロワーを驚かせた。

SNS上では、ヒジャーブを脱いだヒジャーズィーさんの登場によって、彼女の芸能界復帰の可能性についてや、「彼女はもう一度歌に挑戦するのか？」、あるいは「彼女の撮影とビデオクリップ公開は彼女の不注意によるもので、彼女の知らないうちに起きたことなのか？」といった内容の疑問やコメントがあふれかえった。

アマル・ヒジャーズィーさんの名前は数時間前に「トレンド」入りしたものの、彼女の側からは、特にここ数年特別な宗教歌の発表が盛んであったラマダーン月の初めに、予期せぬ行動に踏み出したことに対する説明はなされなかった。

アマル・ヒジャーズィーさんは、芸能界を引退しつつあり、そしてヒジャーブを着用していた期間中、自身の宗教的取り組みを批判する人々に対して司法に訴えることをほのめかした。その際彼女は意図をもって、自身の髪を出した写真を削除し、ヒジャーブを着用した姿の写真を残した。