レバノン:イスラエル軍がヒズブッラーの拠点を再度攻撃
2024年03月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル占領軍は再度、レバノン南部でヒズブッラーを標的として攻撃
【テルアビブ:アナトリア通信】
イスラエル占領軍は月曜日(11日)夕方、空軍が再度、レバノン南部でイランに近しいシーア派のヒズブッラーを標的として攻撃したと述べた。
また同軍はテレグラム上の声明で、「イスラエル軍の複数の戦闘機が、レバノン領土の深部に位置するベカー渓谷にあるヒズブッラーの拠点2か所を空爆した」と述べ、「それらの拠点は、イスラエルに対する様々な攻撃を計画し、実行した組織(ヒズブッラー)の空軍に属している」と付言した。
同声明は、「これらの攻撃は、最近ゴラン高原に対してヒズブッラーが行った戦闘機による攻撃に反撃するためだった」と続けた。
月曜日以前、イスラエル占領軍の複数の戦闘機が、レバノン南部のアイター・シャアブ村とナークーラ村でヒズブッラーが所有するインフラと複数の軍事施設を空爆し、さらに同軍の戦車と砲兵らが追加攻撃した。
同様に、レバノンの治安機関はイスラエルが攻撃を開始したことを報じた。また、レバノン北東部では同軍が、ヒズブッラーが所有する3つの拠点に対して4回空からの攻撃を行い、被害が発生した。
ガザ地区での戦争勃発以降、レバノン・イスラエル間の国境では日常的な空爆が発生している。そのため、この戦争がレバノン領土の深部まで拡大しかねないという懸念がある。
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翻訳者:大森耀太
記事ID:57509