■ガザ‥最初の「戦時下のタラーウィーフ」礼拝を行うパレスチナの人たち
【ガザ地区:アナトリア通信】
ガザ地区ではイスラエルとの戦争が続き、多くのモスクが破壊された状況で、ごく一部のパレスチナ人が今年のラマダーン月の最初のタラーウィーフ(ラマダン期間中の夜の特別礼拝)を行った。
ガザ地区のほとんど全域では、モスクや広場が礼拝者でにぎわっていた従来の様子と違って、モスクでのタラーウィーフ礼拝は行われず、限られた人だけが限られたわずかな場所で祈りを捧げているということだ。
ガザ地区北部のジャバリア市の大通りや公共施設では、イスラエルの標的におびえながら祈りを捧げる人たちもいるが、その数はわずかであることが明らかになった。
ガザ地区南端のラファ市でも、破壊された家屋や道路およびモスクの近くでタラーウィーフ礼拝を行う人はまばらだ。
彼らは、ガザ地区での戦争を終わらせ、負傷者を癒し、罪なき市民を守り、ガザに平和と安定をもたらすよう神に助けを祈り求めた。
日曜日の夜、サウジアラビア、エジプトそしてパレスチナを含むアラブ10カ国は月曜日からラマダーン月が始まると発表した。オマーン、ヨルダン、モロッコは(一日遅れで)火曜日にラマダーンを開始する。
今年は、昨年の10月7日に始まったガザ地区でのイスラエルとの戦争が続く中、ラマダーン月を迎えることになる。