ジョージア外相、トルコ・アゼルバイジャンとの協力強調
2024年03月15日付 Cumhuriyet 紙
ジョージアのイリア・ダルチアシビリ外相は、トルコ、ジョージア、アゼルバイジャンの三国が、政治、貿易、経済、防衛、文化、交通、エネルギー、最新技術、観光やその他の産業で強固な協力体制を敷いていると述べた。
アゼルバイジャンの首都、バクーでトルコ、アゼルバイジャン、ジョージアの3国外相会議後に行われた記者会見で、ダルチアシビリ外相は、トルコのハーカン・フィダン外相とアゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相とともに会議に参加でき、光栄であると述べた。
ダルチアシビリ外相は、三国として、強固な地域的協力体制を敷いていると述べ、「このようにして、我々は、政治対話における結びつき、三国でのパートナーシップの重要性と安定性を改めて確認した。この三国の地域的協力が、包括的で、影響を持ち、成功するメカニズムの1つであると伝えたい。」と述べた。
同氏は、三国の協力によって、地域的な、さらに世界的な情勢が議論され、評価されるようになると述べた。
トルコ、アゼルバイジャン、ジョージアの間での協力に関して、ダルチアシビリ外相は、「政治、貿易、経済、貿易、文化、交通、エネルギー、最新技術、観光やその他の産業で、多面的な協力を通じて我々はお互いに繋がっている。」と述べた。
会議では特に地域的な情勢に触れたと述べたダルチアシビリ外相は、地域的な安定と経済発展の文脈における平和の役割が注目されたと話した。
ジョージアが南コーカサスで平和を強固に支えたと話したダルチアシビリ外相は、以下のように続けた。
「ジョージアは、南コーカサスでの平和共存を強く支えており、地域における平和と建設的な協力体制の発展プロセスに今後も貢献し続ける準備ができている。アゼルバイジャンとアルメニアが近い将来、和平に合意できるよう、そしてそれが、この地域で長期的な平和と安定を確立するための転換点となるよう、望んでいると表明した。」
ダルチアシビリ外相は、会議で中東情勢も話題に上がったと話し、
「(会議で)ジョージアは中東で平和の確立が必要であり、これが国際社会の支援や議論を通じて達成できるという考えを支持していることが確認された。」と述べた。
同氏はさらに、ジョージアのEU加盟プロセスの進捗に関して、フィダン外相とバイラモフ外相へ共有したと話し、会議で地域のエネルギーや輸送のような産業の共同事業も重要視されたと話した。
ジョージアとして、アゼルバイジャンとトルコとの共同事業をさらに発展させることを支持していると話した同氏は、「これらの事業は、世界における私たちの国や地域の機能や役割をさらに高める。」と話した。
ダルチアシビリ外相は、三国としてBTC(バクー・トビリシ・ジェイハン)原油パイプラインとバクー・トビリシ・エルズルム天然ガスパイプライン事業を成功させたと話し、「エネルギー資源がアジアからヨーロッパに輸送され、ヨーロッパのエネルギー安全保障を確立させた点で、ジョージア、アゼルバイジャン、トルコの役割はとりわけ重要である。」と述べた。
同氏は、トルコ、ジョージア、アゼルバイジャンとして「カスピ海横断国際輸送ルート」をさらに発達させるために尽力し続けると話し、これに関してバクー・トビリシ・カルス鉄道事業を近々完成させることが重要だと強調した。
ダルチアシビリ外相は、会見の最後に、ジョージア、アゼルバイジャン、トルコの三国の協力をさらに発展させ、前に進めるための準備は整っていると話した。
この記事の原文はこちら
翻訳者:大屋千寛
記事ID:57515