キャプテン翼、43年の旅を終える
2024年04月07日付 Cumhuriyet 紙
日本の漫画シリーズ「キャプテン翼」が、作者高橋陽一の引退発表とともに43年間の連載を終えた。
共同通信社の報道によると、「キャプテン翼」の作者で63歳の高橋陽一は引退する一方、創作活動は続行すると発表した。
「絵を描くことやストーリーを考えることはまだ好きです。」と述べた高橋氏は、「キャプテン翼」の主人公について、物語の構想を練っていくと説明した。
公共放送局のNHKは、国際的に広く親しまれる漫画シリーズが43年に渡り50ヶ国以上で累計9000万部を超える販売を遂げたと報じた。
先週、読者の手に渡ったシリーズ最終回「キャプテン翼 ライジングサン」は、日本人の主人公のU-23日本代表チームでの活躍を描いた。
高橋氏は、2024年1月時点で自身の体力の衰えと漫画業界のデジタル化を理由に、シリーズを終了すると発表していた。
「キャプテン翼」シリーズは週刊少年ジャンプに1981年に初掲載された。
◾️「キャプテン翼」とは?
1981年に高橋陽一氏によって創作された漫画シリーズである。作品は人気を博し、同タイトルでアニメ化もされた。日本ユースチームのエース、大空翼の成長を追う物語である。トルコでは「小さなストライカー(Küçük Golcü)」として放映されている。
物語は、サッカーに情熱を抱く若きサッカー選手、大空翼を主人公に、翼の選手としての成長、直面した困難、成功を描いている。この漫画は全世界で人気を博し、アニメ、映画、ゲーム、様々な製品を通じて愛されてきた。
翼はサッカーの才能とフィールド上でのリーダーシップで知られている。日本をワールドカップ優勝へ導く立役者のようなサッカー選手となるのを夢描いていた。シリーズを通して翼は、国内外で多くのチームやライバルと切磋琢磨している。また「キャプテン翼」はスポーツ漫画の象徴的な作品の一つとして親しまれ、多くのサッカー選手がサッカーへの興味を高めたことで知られている。
この記事の原文はこちら
翻訳者:松田麻歩
記事ID:57620