各国通信社は、オーストラリアからルーマニア、インドネシアからケニア、トルコからイタリアに至るまで、何十もの国の情報画像を提供する中、もっとも悲惨な画像はイスラーム世界が注目する場所であるガザからもたらされた。他方で、イスラエルがガザへ向けた血生臭い爆撃は継続している。最近の爆撃ではハマスリーダーであるハニヤ氏3人の息子と3人の孫が死亡した。
世界中に暮らすムスリムたちは、今朝からラマダンバイラムを祝いを始め、一部のアラブ諸国では明日以降にバイラムを祝うことになる。各国の報道通信社は、オーストラリアからルーマニア、インドネシアからケニア、トルコからイタリア、セルビアからエジプトに至るまで、何十もの国のバイラムの写真を提供している。
187日間にわたりイスラエルによる爆撃下にあるガザ地区では、ラマダンバイラムの初日を爆発音とともに迎えることとなった。数週間にわたって続けられた休戦交渉が結果を得られず、イスラエル軍はガザの様々な場所へ数十回の空爆を行ったことを公表した。
AFP通信はというと、イスラエルの虐殺で亡くなった親族を涙とともに見送る人々を、瓦礫に変じた路上でバイラムの礼拝を行う人々を、そして戦争にも関わらず通りで遊ぶ子供たちをカメラに捉えた。
2024/4/10 21:52
◾️ガザへ新たな物資の検問所設立
イスラエルによる包囲のため、ガザ地区の人道上の危機的状況は日に日に深まっているが、イスラエルは人道支援物資搬入のため新たな検問所設置を計画している。イスラエル国防相のヨアヴ・ガラント氏は発表を行い、ガザ地区に向けた諸外国や隣国ヨルダンからの人道支援物資の来着を容易にするため新たに検問所を開設すると述べた。ガラント国防相は言及した新しい検問所がイスラエルのジキム村とパレスチナのアス=シアファ村間に建設される予定だと述べ、検問所がヨルダンから陸路を通じて運ばれる支援物資の到着を早めるだろうと指摘した。同大臣は「この一手が支援の流れに直接的な影響を与える。我々はガザを支援物資で満たすことを計画している。さらに、保安検査を容易にし、各国間の共同作業を強化させることになるだろう。」と述べた。
20:56
◾️エルドアン大統領からハニヤ氏へ追悼の電話
エルドアン大統領は、ハマス政治指導者のイスマーイール・ハニヤ氏と電話会談を行った。エルドアン氏は、ハニヤ氏へ3人の息子と3人の孫がイスラエルの爆撃によって死亡したことを受け、追悼の意を示した。
エルドアン大統領は、イスラエルが犯した人道に対する罪の代償は法の下で必ず与えられることになると述べた。
19:53
◾️ハニヤ氏は知らせをこのように受け取った
ハマス政治指導者のイスマーイール・ハニヤ氏は、イスラエルがガザ地区に対して行った空爆で同氏の息子と孫たちが死亡したという知らせを、カタールの首都ドーハでイスラエルがガザ地区に向け行った攻撃の負傷者を見舞っていた病院で受け取った。ハニヤ氏がその知らせを受け取った瞬間の動画が公開された。ハニヤ氏は、「アッラーに感謝します。アッラーから彼らへ慈悲があるよう祈っている。」と述べた。
19:35
◾️フィダン外相から追悼の電話
ハカン・フィダン外相は、ハマス政治指導者のイスマイール・ハニヤ氏と電話会談を行い、イスラエルによる攻撃の結果死亡した3人の息子と3人の孫のために追悼の意を示した。
18:12
◾️イスラエル、ハマスリーダーのハニヤ氏の3人の息子殺害される
イスラエルのガザ地区に向けた爆撃が187日間続いている。イスラエルがガザ地区のシャティ難民キャンプに行った爆撃で、ハマス政治指導者のイスマーイール・ハニヤ氏の3人の息子と3人の孫が死亡した。ハニヤ氏は発表を行い、息子と孫たちがイスラエルの攻撃で死亡したのを認め、死亡された子供たちがハゼム、アミール、ムハンマドであると述べた。ハニヤ氏は「この痛みと血はわが民・闘い・国にとって希望、未来、自由を作りあげる。」と述べた。
ハニヤ氏は、イスラエルが死、破壊、抹殺をもって得られなかったものは交渉によっても得られないだろうと強調し、「敵は私の息子たちを殺し我々の立ち位置を変えようと考えているのならば、それは幻想に過ぎないということだ。」と述べた。
ハニヤ氏はまた、イスラエルの攻撃で今日まで60人の家族のメンバーが亡くなったことに言及しながら、「ガザの地であらゆるものが侵犯されているのを目にした。民族浄化と抹殺の戦争が行われている。大規模な移動も発生している。」と述べた。
(後略)
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翻訳者:橋本響
記事ID:57635