カルスの歴史的民家、崩壊の危機
2024年04月13日付 Cumhuriyet 紙
カルスの最も歴史ある建物の一つであるアフメト・テヴフィク・パシャ邸宅は日に日に崩れている。心痛む状態にある歴史的邸宅が誰の所有物であるかもわかっていない。
カルス城のすそ、歴史的な石橋やハマムが保存されている地域に所在する、19世紀に建てられたアフメト・テヴフィク・パシャ邸宅は、修繕を受けず放置されていることで崩壊に向かっている。
内部は盗掘者によって漁られ、窓、扉、壁の一部が崩れた歴史的な邸宅は、誰の所有物かわかっていない。何の保護もされていない邸宅は、人々の目の前で崩壊しようとしている。
◾️「残念だ、どこも崩れてしまった」
毎日何百人もの人々が訪れ、大学生たちが頻繁に用いる通路の途中にあるアフメト・テヴフィク・パシャ邸宅は、人々の上に崩れる危険性がある。地元の人々は邸宅の崩壊を防ぐため、当局が必要な予防策を講じるのを望んでいる。
歴史的な邸宅にとって残念なことだと言う人は、「邸宅は崩れている。何の予防策も取られず、この街はここまで歴史を守ることができないのか。残念だ。どこも崩れてしまった、廃墟になってしまった。当局は解決策を見つけなければならない、然もなくば通行人の上に崩れてしまう」と話した。
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翻訳者:内山千尋
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