春のフドゥレルレス祭、にぎやかに始まる―エディルネ
2024年05月04日付 Hurriyet 紙
UNESCO無形文化遺産リストに「春の知らせ」として登録されているカカヴァ祭・フドゥレルレス祭がエディルネの歴史的なサライチ半島で始まった。イベントはロマのダンスグループのショーで始まり、住民たちは木に願いを紙に書いて掛けた一方で、民族衣装を身に着けた住民たちが彩り鮮やかな光景を作った。
エディルネで5月4日~6日に行われるカカヴァ祭・フドゥレルレス祭が始まった。イベントは市内中心部で昼頃に通り雨が降った影響で、夕方頃に開始した。クルクプナルのオイルレスリングも行われるエル・スタジアムが位置する歴史的なサライチ半島に作られた祭り会場では、ダンスグループがステージで住民たちを沸かせた。民族衣装を身に着けたロマ系の住民たちが祭りの参加者とダンスを踊った。祭りになくてはならないのは、願い事を木に掛ける行事だ。祭り会場に集まった地域住民たちが実現したい願い事を色紙に書いて木に掛けた。住民の一部は願いと一緒に写真を撮り、ダンスを踊った。
■「楽しみに来ました」
友人とともに祭りに訪れたオウズハン・コヌクさんは楽しみに来たと話した。コヌクさんは「エディルネでは毎日こんな感じなので慣れています。今日は少し天気が悪く、結果的に遅くなりましたが始まりました。楽しみに来ましたので、9/8拍子の曲ではしゃぎます。明日は願い事を願うために火を焚きます。願い事は友達と自分のこと、あとガラタサライ優勝を願います。」と話した。
ロマ系街区の住民のトゥンジャイ・デレベイさんは「カカヴァ祭が始まってとても嬉しいです。心の底からすごくワクワクしていますが、伝えきれない感覚ですね。ソワソワします。明日の焚火の後、帰宅して夜を明かします。私の地区に来てみれば、祭り全体の雰囲気に包まれています。来たい人はみんな招待しますよ。」と話した。
家族とイベントを訪れたウルヴィイェ・カラさんは「家族みんなで毎年カカヴァ祭を祝います。とても嬉しいです。明日はきれいな服を着て踊ります。」と話した。
祭りは5日にカカヴァの大焚火を焚いて続いていく。一日中続く祭りの後に、6日の朝にかけてトゥンジャ川の岸辺で願いを集めて木に掛け、川に流す。
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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:57841