宗務庁の「秘密の食事リスト」明らかに

2024年05月04日付 Cumhuriyet 紙
宗務庁がエラズーで同庁の準職員たちの為に用意される食事の入札で、組織の「特別メニュー」なるリストがあると指摘された。指摘するところによれば週に4日ケバブ、イスケンデル、ステーキなどといった肉が主体となるメイン料理に加えて、サラダにも肉が十分入れられる予定だ。

数十億円リラの予算規模かつ、高級な公用車も話題になっている宗務庁に関して、議論を呼ぶあらたな展開が生じた。

公共入札情報にある文書によれば宗務庁のエラズーにあるハルプト宗務専門機関の「準職員」のために3月26日に食事の入札が行われた。210日分の食事提供のために用意された入札を、およそ1300万リラで提案をした「アスシャグループ食品会社」が落札した。

宗務庁が作成した入札に関する文書には、求められた食事の詳細が記載されている。
記載によれば週4日、ステーキ、ボンフィレ、ローストビーフ、イスケンデルのような肉料理がメインとなっている。

ビルギュン紙が報じたところによれば、宗務庁の「特別メニュー」は以下のものだ。

「週4日、ステーキ、ボンフィレ、ハシュラマ、揚げ物のクザルトマ、ローストビーフ、チキン、レバー、ケバブ、キョフテ類、イスケンデルのような肉料理がメインディッシュになるよう指定する。

また週に3回季節にあわせた生野菜、野菜料理、肉の缶詰、もしくは生野菜の料理、グリーンピース、ナスのムサカ、肉入りのドルマやサルマ等(これらの食事には十分な割合の肉、もしくは挽肉が使われること)を指定する。付け合わせはメニューとはみなされない。祝祭でもメインが肉料理になるよう指定する。

牛肉:1歳半から2歳半で、人の手で処理されたものに限る。

鶏肉:長い胸の骨が先端まで伸びており、丸い形に見えるように十分な肉付きで羽が完全に取り除かれ、首がなく、背骨もとられていること。
    
もも肉:十分に育ち、産地から直送され、丸々として肉付きの良い見た目で、背中や尾は取り除かれていること。

調理に使われる乾燥した食材はその年に生産されたもので、十分に乾燥させ、品種は1つに限り、サイズも普通のもの、古くてしなびていないもので、市場でもっとも高級でおいしいものにすること。

パスタやボレキには白チーズか、羊乳チーズを使うこと」


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翻訳者:小林佑輔
記事ID:57844