ベシクタシュ株価急落、74%下落

2024年05月11日付 Hurriyet 紙

ベシクタシュの株価が2024年4月24日から現在に至るまで下落傾向を続けている。株価は89.75リラから22.82リラに下落した。下落の原因はまだわかっておらず、株価下落に関する発表もなされていない。

イスタンブル証券取引所に上場しているスポーツクラブ銘柄の1つであるベシクタシュ・フットボール投資会社の株価が、13日間下落を続けている。

2024年4月19日時点で89.75リラだった株価は今日時点で22.82リラまで下落した。これにより、株価は非常に短い期間で74%下落した。

■リーグ優勝のコミットよりもかなり前に下落

ベシクタシュはリーグ戦での成績により、リーグ優勝をコミットすることができていない。ベシクタシュは勝ち点54の5位にいる。ガラタサライは勝ち点96、フェネルバフチェは勝ち点90で2位につけている。

■6人に株取引禁止令

資本市場委員会(SPK)による2024年4月19日の発表で、エンギン・メラル氏、ネスリハン・カヤ氏、ヌリ・ブダコール氏、アデム・カラタシュ氏、ムアンメル・ゲチゲル氏、ヴェイセル・カラデニズ氏に対し、ベシクタシュ・フットボール投資会社に関する株取引により、6ヶ月間の取引禁止が適用された。

■SPKの禁止令に関する声明は以下の通り

BJKAS(ベシクタシュ・フットボール投資会社)は、株式市場での行動について、6362項目からなるSPKn(資本市場法)の107/1項に定められている行為の確からしい疑いにより、SPKnの第1項に沿って投資の権利と利益の保護をするために、SPKnの128/1-(a)項に沿って市場を操作しようとしたことで市場の業務が阻害されたという理由で、SPKnの101/1項・V-101.1で定められている情報の濫用・市場への詐欺行為に対する調査で適用される対応に関する通達の5/1項、6/1項に沿って、上記の図に情報が記載されていた人物に関して、2024年4月22日から6ヶ月間の取引禁止が決定された。

■禁止の後、彼らの所有する株の詳細が明らかになった

SPKの禁止令の後、法律に従って彼らの所有する株式はMKKで売られ、彼らの手元に残ったベシクタシュの株数が明らかになった。

ヌリ・ブダコール氏の2146241株、ネスリハン・カヤ氏の2695370株、エンギン・メラル氏の877976株、アデム・カラタシュ氏の1840000株、ムアンメル・ゲチゲル氏の104626株がMKKで売られた。

これ以外に、ムハンメド・カラデニズ氏の643932株、ヴォルカン・エレン氏の1302000株がMKKで売られた。

■中央登録機構も発表

SPKが上記の人物に対して6ヶ月間の取引禁止を言い渡した後、中央登録機構は8315021株を禁止ステータスにした。

■20243年7月の水準まで下落

ベシクタシュの株が売られたことで、株価は急速に高騰した後下落し、2023年7月の水準で推移している。

■1800万株 売りを待っている株がある

ベシクタシュの株がストップ安となったことで、買いがある場合は継続的にオークション取引が行われる。現時点で(11時10分以降)18205000株が売りに出されている。言い方を変えれば、18208000株が売られないうちは、株は引き続き浮上しないだろう。買い手がおらず13日間底を打ち続けているベシクタシュの株の下落がどこまで達するのかが関心を集めている。


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:57883