■駐アイルランド・パレスチナ大使、本紙に対し「現在までアイルランドによる5月21日のパレスチナ国家承認に関する公式発表は出ていない」と述べる
【ダブリン:本紙】
大使は「この国家承認が実現したとしたら、それは名目的なものなどではなく、現在143の国連加盟国によって承認されている既存の国家がようやく承認されることを意味する。そしてこれは、パレスチナの人々が独立国家を樹立する権利を承認し、彼らが国連やあらゆる国際的な場面で発言権を持つことにもなる」と指摘した。
同大使はまた、本紙に対し、「アイルランド政府は国連や国連安全保障理事会、欧州連合の場において多大に尽力し、パレスチナ人への包括的な支援のため、特に欧州においてあらゆるイニシアチブをとっている」と強調した。
ガザ地区と西岸地区でイスラエルが行っている殺戮戦争下にある、パレスチナ人との連帯に関して、同大使は「パレスチナ人を支援するためにアイルランド社会のあらゆる領域から毎日のように大規模なデモが行われている」と指摘した。
そして同大使は「10月7日以来の国民からのこのような圧力は、アイルランド政府を鼓舞し、ジョー・バイデン米政権にパレスチナ人の苦しみと向き合い、ガザ地区での恒久的な停戦を強く求めさせた」と述べた。
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