ブルサ・ウルダー大学、男女一緒のコンサートに不許可

2024年05月18日付 Cumhuriyet 紙

ブルサのウルダー大学学長府は、学生のグループ活動の一つである春祭りの申請を「男女が一緒のコンサートは好まない」として拒否したという。

ブルサのウルダー大学学長府は、学生イベントの一つであるウルダー大学春祭りの開催のために行った申請を「遅い時間に男女が一緒のこうしたコンサートは好まない」として拒否したことが明らかになった。

また大学執行部が、ギョルクレでニリュフェル青年会議所と共に代替となるイベントを開催しようとする学生たちに対してもイベントを閉鎖するとして脅迫したことが伝えられた。

エブレンセル紙によると、ウルダー大学で春祭りを開催したい学生グループがウルダー大学学長府と合意できず、二リュフェル青年会議所と共に5月16日木曜日にギョルクレで青年向けイベントを開催した。

イベントにはZ自然協会の指導のもと多くのグループや団体が参加した。こうして大学キャンパスのあるギョルクレで団体や他のプラットフォームのワークショップが開催できる場所が設けられた。イベントでは学生グループのワークショップ、出し物、コンサートが実施された。

◾️「我々の伝統に合わない祭りは開催されない」

イベントの最後に、イベントの開催に尽力したブルハン・クルトゥルムシュ・アイトスルさんが発言を行い、大学の学生グループと自らが学長と面会したことを明らかにしながら、「学長は『もう昔のように我々の道徳と伝統に合わず、承認しない春祭りは開催されない。遅い時間に男女一緒のコンサートは好まない。前回のイベントでは許可を出したが、私を煩わせた!』と言った。学長は[2022年に広がった]イベント反対通知を念頭に置きながらまた、『国内の政治状況を鑑みざるを得ない』と我々に言った」と話した。

演説中、イベント広場にいる何百人もの若者らは学長や大学執行部に対してブーイングを起こしてプロテストした。

◾️「学生団体が脅迫された」との主張

発言の中ではさらに、イベントに参加を希望する団体に許可を出さない大学執行部が同時に多くの団体を閉鎖すると脅迫したことに触れられた。多くの団体やイベント運営者がニリュフェル市と面会し彼らがイベント開催に際し参加を表明すると、団体の代表者が組織的に文化部長と健康・文化・スポーツ部長が呼び出され様々な形で脅迫がされたことが明らかにされた。

春祭りを評価した諸団体は、大学の文化部長がイベントに参加する学生の名前と電話番号を入手して脅迫しようと努めたのが、執行部が学生団体に圧力をかけていることの指標だとしながら、「今日の成果は間違いなく学生の意思が大学行政を挫いたことにある。長年抑圧に晒されてきた学生団体は今日、団結がいかに大きな可能性を生み出すのかを示し、『男女一緒で、誰も傷つかない』形でイベントを開催できることを示した」と話した。


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翻訳者:内山千尋
記事ID:57928