日本「空き家プロジェクト」―旅行者は大喜び!

2024年05月22日付 Cumhuriyet 紙

日本は、急速な人口の高齢化と田舎地域の人口の過疎化への取り組みとして革新的な解決策を展開させている。「空き家プロジェクト」である。このプロジェクトは、打ち捨てられた、あるいは放置された家を再活用し田舎地域に活気を呼び起こすことを狙いとしている。

日本の人口減少により、空き家の数が増加している。この空き家のためにインターネットサイト上で「無料の家」と題した広告が掲げられている。

100歳以上の人口の記録を立てた日本では、故人の家に関する問題が浮上し始めた。亡くなった高齢者が遺した家を必要としない相続者たちは、税金を払ったり家の面倒を請け負ったりすることを敬遠している。

このため、家の所有者らはインターネット上の不動産サイトに「無料」と題した広告を掲載するという解決策に至った。関係者は、国内の様々な街から掲載されたこうした広告に対して観光客らの関心が集まっていると述べている。

政府の空き家プロジェクトの中では、若者が家の所有者になることもある。しかしこの場合もいくつかの条件がある。例として、43歳以下の者、そして小学校に通う子どもがいる者である必要がある。また、無料で住む家の改修を行うことを条件づけている。

日本国内には1000万以上の空き家が存在している。日本の根拠のない迷信のせいで、空き家あるいは廃屋が市場で売られることをいっそう難しくしている。なぜなら自殺や殺人などといった理由で空き家になった家で暮らすことは不吉であると広く信じられているためだ。

◾️空き家プロジェクトとは?

空き家プロジェクトは、日本の空き家を再び使用可能な状態にすることを目的にした企画である。政府あるいは地元当局はこの種の空き家を格安の費用あるいは無料で新しい所有者に提供している。このプロジェクトの基本方針は、田舎地域に新しい移住者を呼び寄せることでこの地域の経済と社会的な活性化を高めることである。


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翻訳者:橋本響
記事ID:57956