昨日、イランのメフルダード・バズルパーシュ道路・都市開発大臣とインド共和国のサルバナンダ・ソノワル港湾・海運・水路大臣が出席した式典において、二国間及び地域内の貿易・経済協力の拡大、またイラン・インド間の戦略的協力の促進を目的とした、インド企業(IPGL)[*インド港湾グローバル会社]によるチャーバハール港シャヒード・ベヘシュティー埠頭のコンテナターミナル及び一般貨物ターミナルの整備・開発運営に関する協定が締結された。
これに関する報告書によると、共同作業部会による専門的協議の結果得られたこの協定締結の主要な目的に関して、南北回廊における輸送に関する国際協定、チャ―バハール港を軸とした、イラン・インド・アフガニスタン三カ国間貿易トランジット協定の目的を実現するための二国間の共同での取り組み、及びインドと中央アジアの戦略的協力目標の枠内での貿易トランジット協力と多面的輸送の拡大を指摘することができる。また、イランを通じたインド・アフガニスタン間のトランジット協力の強化と促進、マクラーン東部及び沿岸部を軸とする開発、及び輸送・トランジットに関わる域内インフラの完成のための共同投資に向けた、イラン・インド・ロシアの地域協力の拡大も、この協定の目的の一部となっている。チャーバハール港シャヒード・ベヘシュティー埠頭整備・開発運営協定の締結を通じて上記の主要目的を実現するために、イラン港湾海事局がチャーバハール港シャヒード・ベヘシュティー埠頭の一般貨物ターミナルとコンテナターミナルの一部を10年間、インド側の自由な使用を可能にする様々な措置が検討され、合意された。
また、インド側は、チャーバハール港シャヒード・ベヘシュティー埠頭の整備と開発運営を目的として、同港の戦略的設備の設置のために1億2000万ドル、さらに同港の輸送インフラのために2億5000万ドル以上の規模の信用供与を行う予定である。
この協定によると、両国は南北回廊ルートの貿易トランジットを促進する責務を果たす義務を負い、両国の港を結ぶ航路を発展させ、コンテナ輸送貨物を誘致することとなる。インドのサルバナンダ・ソノワル港湾・海運・水路相は、この式典で次のように述べた。「インド首相はイランを訪問中に、イランとインドは新しい友人ではなく長年の友好関係にある、と適切な発言をした。私たちには、何かをしようと決めたら距離はもはや問題ではない、と語っているインド詩人がいる」
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翻訳者:NM
記事ID:57978