野犬処分問題、紛糾―国会へ?

2024年05月29日付 Medyescope 紙

ユルマズ・トゥンチュ法務大臣とバハドゥル・イェニシェヒルリオール公正発展党会派副代表は野良犬の処分も含むと世間に公表された規制に関する質問に回答した。トゥンチュ氏は動物の処分に関する質問に「これらは国会において議論される議題である。」と回答し、イェニシェヒルリオール氏は「社会の全ての層の意見を聞いている。」と述べた。

トゥンチュ法務大臣とイェニシェヒルリオール公正発展党会派副代表は公正発展党の会派会合を前に、記者たちの野良犬に関する規制についての質問に回答し、法律は国会において作成されることを強調した。

トゥンチュ大臣は野良犬に関して農業・森林省、環境都市整備・気候変動省、法務省、内務省が共同で草案作成を行ったことを明らかにし、草案を国会の公正発展党議会会派に送付したことを述べた。 

■トゥンチュ大臣「これらは国会において議論されるテーマだ」

「動物保護法を制定した政権である。」と述べたトゥンチュ大臣は動物保護委員会を設置し、この委員会の勧告に従い、規制を行うことを強調した。トゥンチュ大臣は議題となった規制に関して以下のように話した。

「動物保護について精査が続いています。しかし一方で、特に飼い主がいない野良犬が人々に危害を与えており、またこの傾向は増加していると見られている。死者を出し、子供、年寄りに攻撃をし、そして交通事故の原因となる状況が議題となる。この状況を防ぐため、何らかの対処を取る必要がある。自治体やいくつかの機関にお願いした任務が行われる。この意味で、法的な規制が必要となることは明らかだ。私たちはここでバランスを保つ必要がある。動物たちを守ろう。もちろん、人間の健康を脅かす状況をなくすためには、中庸を見つけなければなりません。」

トゥンチュ大臣は飼い主がいない犬の処分に関する質問に「これらは国会で議論されるものだ。どのような解決策があるか、皆でともに考えましょう。」と回答した。

■イェニシェヒルリオール氏「まだ何も明らかなことはない」

公正発展党会派副代表のイェニシェヒルリオール氏は、会派代表のアブドゥッラー・ギュレル氏が他の会派の副代表と会談し、会合に野党のどの議員と会うかはこれから決めると述べた。

イェニシェヒルリオール氏は規制に関して、「社会の全ての層の声に耳を傾けています。記者、芸術家、学者、専門家、社会のリーダー、被害者の家族、協会、財団など思いつく多くの人たちだ。何の基準もフィルターもなく、すべての人と会った。」と述べた。

野良犬の処分に関する質問にイェニシェヒルリオール氏は以下のように回答した。

「草案や最終的なものはなく、ただ提案だけあります。農業委員会において議論される。私自身の仕事を、会談などについてもまとめています。それらの全てを私たちの代表に提出いたします。農業委員会には多くの政党の議員がいます。そこで議論されます。まだ明確なものはない。」


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翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:57996