QS世界大学ランキング500位内にトルコ5大学

2024年06月05日付 Cumhuriyet 紙
QS世界大学ランキング2025年版が発表された。アメリカのMITが今年も100点満点をもって13年連続の世界第一位の座に着いた。トルコから中東工科大学(ODTÜ)、イスタンブル工科大学(ITÜ)、コチ大学、ボアジチ大学、そしてビルケント大学が上位500位以内にランクインした。

マサチューセッツ工科大学(MIT)はQS世界大学ランキング2025年版で13年連続の1位の座を占めた。ケンブリッジ大学は5位に落ち、インペリアル・カレッジ・ロンドンは2位に浮上した。

QS世界大学ランキング2025年版はクアクアレリ・シモンズによって公開された。MITが再び1位を占めた一方、2位はインペリアル・カレッジ・ロンドンであった。ケンブリッジ大とスタンフォード大はランキングで5位と6位の座に後退した。

第21回QS世界大学ランキングは雇用可能性と持続可能性に重きを置いた順位付けを行う特徴がある。このランキングには、105[国]の高等教育システムに属する1500以上の組織が含まれている。

このランキングには、雇用者の評価、教員一人当たりの引用数、学術的評価、学生と教員の割合、海外教員の割合、海外留学生の割合、といった要素に基づいている。

◾️「アジア主要国の高まる野望...」

QS上級副会長のベン・ソーター氏は、「過去20年間の世界的な高等教育機関の潮流としては、アメリカが優良な大学の大半を占めていましたが、アジア主要国が野望を高めて台頭し始めてきたと説明できます。」と述べた。「この野心に直面したことで、今年は、アメリカの特権的地位が永遠に続く保証がないのを明示しているといえます。」

MITは、化学工学、土木構造工学、コンピューターサイエンス、情報システム、データサイエンス・人工知能、電気・電気工学、言語学、物質工学、機械・航空・生産工学、数学、物理・宇宙工学、統計・運営研究といった11の部門で世界第1位となった。

◾️リストにトルコから5つの大学が掲載

リストにはトルコから5つの大学が上位500位以内にランクインし、その成功を示した。トルコで上位に位置する大学の中で、中東工科大(ODTÜ)は285位にランクインした。イスタンブル工科大(İTÜ)は326位にランクインし、リストの上位を守った。トルコ国内で評価の高い私立大学の中からコチ大学が401位にランクインする一方で、[国立の]ボアジチ大学は418位にランクインした。[私立の]ビルケント大学は477位で、上位500位内でトルコを代表する5つの大学となった。

QS世界大学ランキング2025年版による、上位10大学
1. マサチューセッツ工科大学(MIT) -アメリカ
2. インペリアル・カレッジ・ロンドン -イギリス
3. オックスフォード大学 -イギリス
4. ハーバード大学 -アメリカ
5. ケンブリッジ大学 -イギリス
6. スタンフォード大学 -アメリカ
7. スイス連邦工科大学チューリッヒ校 -スイス
8. シンガポール国立大学(NUS) -シンガポール
9. ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)―イギリス
10. カルフォルニア工科大学(Caltech) -アメリカ

QSのCEOであるジェシカ・ターナー氏はインドに大学について言及し、「世界の上位100位にはまだインドの機構は一つもありません。しかしながら、今年注目を集めたインドとアジアの伸びは、特にアメリカが経験している困難の文脈で言うと、アメリカの高等教育に関心がある者はみな注目すべきです。」と述べた。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:橋本響
記事ID:58042