レバノン:イード前夜...レバノンでの生贄の価格上昇(1)

2024年06月15日付 al-Mudun 紙

■イード前夜...レバノンの生贄価格が他のアラブ諸国を上回る。

【本紙】

レバノンは犠牲祭(イード・アドハー)で犠牲に捧げられる肉の価格が、パレスチナを除いた全てのアラブ諸国より高くなっている。パレスチナは、様々な種類の戦争に直面しており、占領・包囲が続いている。一方で、その他のアラブ諸国に関しては、イード用の肉の価格がレバノンよりも低くなっている。このことから、世界的なインフレ要因によるよりも、現地価格の高騰が原因であると考えられる。

レバノンでの物価上昇の要因は、各国の市場を襲っている世界的なインフレだけに留まらない。それどころか、混乱や腐敗、消費者を保護する国家の不在など国内外のさまざま問題に直面している。

イード・アドハーの前夜、レバノンの市場では、商人たちの間で生贄価格の明らかな相違が見られた。さらに、生贄価格全般だけでなく、あらゆる種類の肉の価格さえも法外なほどに上昇している。


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翻訳者:森川明穂
記事ID:58111