レバノン:イード前夜...レバノンでの生贄の価格上昇(2)
2024年06月15日付 al-Mudun 紙
価格高騰と混乱
イード・アドハーの前夜、レバノンの市場の状況が明らかになった。生贄の価格は去年よりも高く、「小売店」でも同様に肉の価格が上昇している。法外なほどの価格上昇が起こる前に、精肉店および家畜輸入・卸売業者協会の秘書マージド・イード氏が、過去数年と比較して海外からの生贄の輸入が今年は減少していると認めている。また、続けて同氏は、肉に対する追加の大量需要は発生する見込みがなく、その結果、特に価格に関して市場の安定を支えると述べ、イード・アドハーの期間中に、牛肉と羊肉に対する需要に関して消費にいかなる変化も生じないと強調した。
しかし、市場の現実はそうではないことを示している。価格は地域ごと、販売者ごとで異なっており、価格上昇の原因が世界的なインフレにあると考える者もいる。しかし、その言い分を否定する数値が出ている。今や、パレスチナを除くすべてのアラブ諸国での生贄価格がレバノンよりも低いことが明白になったからである。
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翻訳者:森川明穂
記事ID:58112