レバノン:イード前夜...レバノンでの生贄の価格上昇(3)

2024年06月15日付 al-Mudun 紙
1キロあたりの犠牲肉の価格は、昨年は5~6ドルだったが、7~8.5ドルに上昇している。一部の店では1キロ当たり10~12ドルを超えており、これは犠牲肉としては非常に高額であるとみなされている。

小売業者の肉の価格でさえ市場の混乱に直面している。というのも、それぞれの店や地域によって価格は異なるが、様々な種類の肉1キロ当たりの価格が100万リラ(約11ドル)にも及ぶためである。平均価格は150万リラ(約16.7ドル)に達しているが、この価格は肉の品質、ブラジル産か欧州産か、そして販売場所によっても異なる。

レバノン市場の混乱に関していえば、イード用のものを含む肉一般の価格が高騰しているだけではなく、詐欺行為も横行している。代表的な例が、高規格の肉(例えば欧州の生体家畜)と低規格の肉(例えばインドの肉)を混ぜ、それを欧州産の肉の価格で販売する手口だ。そしてこれは精肉店および家畜の輸入・卸売業者協会が以前から警告していたことである。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:森川明穂
記事ID:58113