犠牲獣を屠殺する際に、自分自身を傷つけて、病院に搬送される人がでるのは、どのバイラムでもお馴染みの景色となっている。このバイラム休暇においてもその光景は変わらなかった。せっかちで、不器用な肉屋たちが押し掛けた。コンヤでは、持ち主たちがその手から逃れた犠牲獣の雄牛は、まず納屋の屋根に、その後に隣接する家の屋根へと上った。
カイセリでバイラム休暇の祈りがされたのちに、市民たちは犠牲獣を屠り始めた。
犠牲獣を屠る際に、自分自身も傷つけてしまった市民たちもまた、病院にかけこんだ。自分の車か救急車で病院を訪れた肉屋は、治療を受けている。
怪我をした何人かの市民は、身に降りかかった事件を笑いながら話す一方で、何人かの人々は、犠牲獣の代わりに自分を切ってしまったと話している。
■エルジンジャンで不器用な肉屋が道を埋めた
エルジンジャンでは、犠牲祭の最初の日の朝の祈りののちに、犠牲獣を切ろうとした不器用な肉屋たちが自分自身を切り刻んでしまった。病院には更に、不器用な肉屋の波が押し寄せた。町の広場、郡、町そして村々では購入した犠牲獣を自身で裁こうとしたか、切断の手助けをしようとした市民たちが刃物で、もしくは犠牲獣が攻撃をしてきたために怪我を負った。とりわけ手、足の部位を刃物でけがをしてしまった不器用な肉屋たちは、メンギュジェキ・ガーズィ教育研究病院により、私立病院へと搬送された。
救急搬送で病院に運ばれた、不器用な肉屋は退院したのちに再び犠牲獣を手に入れるために向かった。病院に来た人たちの中に容体が重い人々はいなかったということが伝えられた。
■上に犠牲獣が落下してきた人も
サムスンでバイラム休暇ののちに犠牲獣を捌くために袖をまくった市民たちは、ほどなく息絶え絶えで救急搬送をされた。
サムスン教育調査病院の緊急サービスにやってきた不器用な肉屋の中には、その上に犠牲獣が落ちてきたため、足の人もいれば、骨折したという人もいれば、ロープとナイフで自身を傷つけた人もいた。体のあちこちをけがした怪我した何十人もの人々は、病院での治療ののちに再び、犠牲獣の屠殺場に向かって、途中で切り上げてしまった仕事を完遂させようとした。不器用な肉屋の中には、犠牲獣を押さえつける際に怪我を負ったと話す人もいれば、捌く際に自分でけがを負ってしまったと述べる人もいた。
■逃げた雄牛は、建物の屋根に逃げ込んだ
コンヤのカドゥンハル郡で持ち主の手から逃げた犠牲獣の雄牛は、その後に隣接する家の屋根に飛び移った。その更にのちに納屋の屋根へと飛び移って逃亡を続けた雄牛は、持ち主の追跡の結果、力ずくで捕まえられた。事後現場は、携帯電話カメラに記録された。
■アタシェヒルで逃れた犠牲獣は市民に大迷惑を
イスタンブルのアタシェヒルで持ち主から逃れた犠牲獣の子牛は、さらなる惨劇を招いた。地域住人たちが長時間にわたって努力をおこなったおかげで、どうにか大人しくされて連れてこまれた。
事件に関して話をしたアフメト・カーン氏は、「犠牲獣を、朝に庭に持ち込もうとしていました。犠牲獣は、一頭ずつ逃げました。更に車にぶつかってきました。モーターがひっくり返りました。最後にはここに結びつけられました。ある瞬間、犠牲獣が電線に触れてしまったのです。状況はこのようなものです。なんといえばよいのでしょう、アッラー、どうかご加護を。」と述べた。
要領の悪い肉屋の中には、犠牲獣を捕まえる際に怪我をしたと述べる人もいれば、切断の際に自分を来てしまったと述べるものもいた。
■犠牲獣を捕まえようとしたときに足首を切ってしまった
スルタンガーズィでは一人が捌こうとした750キロの犠牲獣の角が動いたため足に怪我を負った。
負傷をした市民は、「私はいままでこんな痛い思いをしたことはありません。」と語った。他の一人は、逃げる犠牲獣をロープで捕まえようとした際に、落ちて足首の怪我をした。
■あり得ないとおもっていたのだが、自分の身にも降りかかった
アクサライで、犠牲獣を屠る際に手を切ってしまい、入院をしたムスタファ・アクバシュ(60)は、「手を切った人について、(そんなことはあり得ないと)笑い草にしていたのですが、私の身にも降りかかりました。」と語った。
■雄牛が墓に逃げ込んだ:二人がけがを負う
犠牲祭の初日に屠殺場に連れていかれようとした犠牲獣の雄牛は、所有者の手から逃げ出した。何分間にも渡って追い立てられた犠牲獣は最後にはクラクスズ墓地に逃げ込んだ。雄牛は最後には墓の上に出た。
所有者の通報を受けて事件現場には市役所職員が派遣された。2人が負傷をしたため、やってきたきスタッフは負傷者たちを救急車に乗せて周囲の病院に搬送をして治療をおこなった。警官たち、市役所職員そして市民たちは怒っている雄牛を捕獲しようとした。しかしながらどうしても雄牛を押さえつけることができないでいると、その間に市のスタッフが介入をした。
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翻訳者:堀谷加佳留
記事ID:58116