バイラムの礼拝でモスクは満杯

2024年06月16日付 Milliyet 紙

犠牲祭を迎え、市民らがモスクに詰めかけた。犠牲祭期間中最初の礼拝はウードゥル県で行われた。

犠牲祭を迎え、トルコ全国のモスクでイスラーム・コミュニティが一堂に会し、犠牲祭の礼拝をおこなった。トルコ国内での最初の犠牲祭礼拝はウードゥル県で行われた。ウードゥルの人々は早朝からモスクに詰めかけ、5時10分になると礼拝をおこなった。礼拝後、市民らは互いに犠牲祭を祝いあった。また、礼拝を済ませた市民らはお互いに祝いあいながら犠牲獣を屠る場所へと向かった。

■ヴァン県

トルコでも犠牲祭礼拝時刻が早い県のひとつであるヴァン県でも市民らが早朝からモスクに詰めかけた。

日の出とともに、ヴァン城の南ヴァン旧市街として知られるオルタ・カプ地区のヒュルレヴ・モスク(歴史的建築家ミマル・スィナンの作品のひとつ)を訪れた市民らは、説教師のタクビール(「アッラーは最も偉大なり」)の祈りから始まる犠牲祭の礼拝をおこなった。礼拝後、市民らは互いに犠牲祭を祝いあい、犠牲獣の屠殺に向かった。

■ハッキャーリ県

ハッキャーリ県ユクセコヴァ郡では犠牲祭の初日、犠牲祭礼拝に訪れた市民がモスクを埋め尽くした。ユクセコヴァ郡にあるピゾク・TOKI・モスクでは説教師が犠牲祭の由来や重要性を説き、逸話などを織り交ぜながら会衆に説教をおこなった。その後、会衆らとともに犠牲祭の礼拝を行った。礼拝後、会衆らは互いに犠牲祭を祝いあいながら、初詣のため親族の墓地へ赴いた。

■シャンルウルファ県

シャンルウルファ県でも犠牲祭の礼拝のために数千人がバルクルギョル地区ハリルウル・ラフマン・モスクに集まった。早朝からバルクルギョル地区にやって来た列に並んで礼拝をおこない、モスク内に入りきれなかった市民が中庭にあふれた。

■サムスン県

サムスン県でも市民らは早朝からイルカドゥム郡の大モスクに赴き、犠牲祭の礼拝をおこなった。タクビールが唱えられ、祈句の続く礼拝が済むと市民らは互いに犠牲祭を祝いあった。礼拝に訪れた市民らは、この祝日を、喜びと平安、そして同胞愛のうちに過ごすことを表明した。

■アドゥヤマン県

アドゥヤマン県では犠牲祭の朝、数千人が礼拝のために列をなした。犠牲祭ということで、あらゆるモスク、特にメザルルク・モスクは満員となった。メザルルク・モスクでは内部だけでなく庭園もほとんど満員となった。

■イスタンブル

イスタンブル各地から集まった市民がエユプスルタン・モスクおよびチャムルジャ・モスクで犠牲祭の礼拝を捧げた。モスク内部に場所がなくなると一部の市民は中庭で礼拝をおこなった。

エユプスルタン・モスクとチャムルジャ・モスクでも犠牲祭の礼拝をおこなおうとする市民が早朝からモスクに詰めかけた。モスク内は礼拝時間を前に満席となり、一部市民は中庭で礼拝を捧げた。女性もモスク内の女性専用エリアで礼拝を捧げた。礼拝後、イスラエルによる攻撃対象となっているガザ地区とイスラム世界全体のために祈りが捧げられた。


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翻訳者:原田星来
記事ID:58117